数学の世界

担当教員:磯部洋明
Instructor:ISOBE Hiroaki

概要

Abstract

数学の世界1(前期)と数学の世界2(後期)という授業があります。具体的な内容は毎年変わりますが、主な目的は2つあります。1つは、現代社会を生きるのに必要な数学リテラシーを少しでも向上させることです。具体的には統計や感染症の流行の予測モデルなどにも使われている数学(微分方程式)などです。2つめは、数学者や理工系の専門家でない限りは日常生活で触れることはほとんどない、数学の世界の魅力に触れることです。具体的には、「無限」にも大小があることを証明したり、カオスやフラクタル図形といった概念の背景にある数学を勉強したりします。

履修生による紹介

─2021年度 デザイン科1回生 辻玖須子

数学の世界では、基本はもちろん、「経験と直感でなんとなくわかるような気もするけれど、その根拠を自信を持って説明できないようなむず痒い数学的事柄」に対する「思考の取っ掛かり」をいくつか学びました。整数は自然数より多いか?アンケートの結果は偶然か?などの大物も、特別な知識がなくとも丁寧に教えて貰えるので自力で考えられるようになります。苦手意識や食わず嫌いで素通りするには勿体無い、毎週楽しみにしていた授業です。

担当教員による補足:この動画を作った辻さんは統計学を扱った2021年度後期の授業を履修してよい成績を取ったので、「数学の授業を受けると身体の調子がよくなったと答えた人が〇〇%いました!」といった宣伝が科学的にどこまで正しいかを数学的に判断することができるようになっている、はずです!