情報科学

担当教員:磯部洋明
Instructor:ISOBE Hiroaki

概要

Abstract

前期の情報科学1では情報機器の使い方を学ぶのではなく、コンピュータとは何か、インターネットはどういう仕組みなのか、といった原理的な仕組みを学びます。情報は物質的な形の無いものですが、その情報を記憶、処理、通信するパソコンやスマートフォンといった機械は、地球上で手に入る物質からできています。情報科学1では、文字、画像、映像といった多様な情報を扱うことを可能にした仕組みを理解するため、コンピュータの基礎的な仕組みはもちろん、その実現に欠かせない素材である「半導体」とは何かということにまで遡って解説します。また後半ではインターネットの仕組みについて解説し、そこにあふれる情報を適切に読み解くためのリテラシーについて受講生みんなで考えます。情報科学の授業ですが、半導体を理解するための物理学や、現代社会における倫理や社会問題についても扱います。

後期の情報科学2では、一転してプログラミングの学習をします。Goolge Collaboratoryというインターネット上でプログラムを実行できる環境を利用し、Python(パイソン)というプログラミング言語を使って、全くの初心者から自分で簡単なプログラムが書けるところまで練習します。また、ホームページを作るためのhtmlとcssの基礎についても簡単に触れます。

履修生による紹介

─2021年度 工芸科漆工専攻4回生 高岸航平

情報科学2の講義では実際にコードを書くなどの実践を通してプログラミングとは何なのか理解を深める授業です。講義では主なプログラミング言語としてPythonを使用しますし、実際に記述して課題を提出する場合もあります。ですが、道具として一つのプログラミング言語を習得することを講義の目的とはせず、プログラムについての理解やプログラミングを利用することで可能になるアプローチ、プログラミングをするうえで重要な考え方の理解、習得を目的としています。

 この講義は新型コロナウイルスの蔓延によって現在の講義内容になりました。以前からこの講義は存在しましたが、実践的なコンピューターを使用した授業ではありませんでした。しかし講義がオンラインで実施されることになり多くの人がパソコンを使用して参加する状況が生まれたためこのような講義をすることが可能になったのです。

 プログラミング等を芸大生が学ぶ目的は様々な理由が考えられますが、現在小学校でプログラミング教育が必修化されたことによる将来的な一般教養としてプログラミングを学んでおくというのもありかもしれません。

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