定期セミナー

ULAは準定期的にセミナーを開催しています。当面はGoogle Meetを用い、オンラインで開催します。京都芸大の関係者はどなたでも参加可能です。希望者は京都芸大のアカウントからULAのクラスルーム(コード:y7xossr)に参加して下さい。

※学外の方で参加を希望される方はinfo@kcua-ula.infoまでメールでご連絡下さい。

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2025.7.23 ULAセミナー#24
─生と表現――芸術とは何か あるいは芸術の根源


日時 2025年7月23日(水) 17:30~20:00 
会場 講義室12(C棟5階 畳スペース)

講師  斎藤慶典  慶應義塾大学名誉教授  
聞き手 永守伸年  立命館大学准教授

世話人 戸澤幸作  美術学部講師    藤田将司  構想設計4回生

【セミナー概要】

生きることがすでにして一つの表現であるならば、芸術とは何だろう。
芸術とは、いかなる表現なのだろう。

「芸術は私たちの日々の現実にとって、あってもなくてもよいものなのだろうか。あれば私たちの日常に彩りと潤いを与えてくれるかもしれないが、かりになかったとしても、私たちの現実が現実であることに何ら変わりはない類のものなのか。それとも芸術は、私たちの現実がそれなくしてはやっていけないもの、この意味で私たちの日常に必須のものなのだろうか。それは私たちの生にとって、いわば必需品なのか。」
(『知ること、黙すること、遣り過ごすこと』より)

哲学者 斎藤慶典氏は、この問いに意想外の答えを与えました。本セミナーは、著者自身によるレクチャーの後、哲学者 永守伸年氏とのディスカッションを経て、芸術とは何か、表現とは何か、そして生きるとは何かを参加者一同で考えます。

【講師プロフィール】
斎藤慶典
1957年、横浜生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科教授を経て、同大学名誉教授。哲学博士。専攻は現象学、西洋近・現代哲学。
著書に『フッサール 起源への哲学』『レヴィナス 無起源からの思考』『デカルト――「われ思う」のは誰か』『知ること、黙すること、遣り過ごすこと』『「東洋」哲学の根本問題あるいは井筒俊彦』(以上講談社)、『「実在」の形而上学』(岩波書店)、『デリダ――なぜ「脱―構築」は正義なのか』(NHK出版)、「生命と自由――現象学、生命科学、そして形而上学」(東京大学出版会)、『死の話をしよう――とりわけ、ジュニアとシニアのための哲学入門』(PHP研究所)、『私は自由なのかもしれない――〈責任という自由〉の形而上学』(慶應義塾大学出版会)、『危機を生きる――哲学』(毎日新聞出版)など。

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