【終了】ULA seminar #14

わたしから文化をうばうことはできない

憲法25条には、すべての国民が「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」すなわち生存権を有すると定められています。生活保護はこの権利を保証するためのもっとも重要な施策の一つです。しかしながら生活保護受給者へ厳しいまなざしが向けられることは少なくなく、高等教育を含めたさまざまな「文化的生活」から受給者が排除されてしまっている実態があります。 

講師のAさんは、学習障害や軽度の知的障害を抱え、生活保護を受給しながら、路上で生存権を訴える活動をしています。「わたしから文化をうばうことはできません。これからもしこうさくごしながら楽しくくらしていきたいと思います。」と話すAさんを囲んで、生活保護と文化、そして生存権について語り合います。

日時:2024年3月4日(月) 14:30〜
場所:講義室12(C棟5階畳スペース)
講師:Aさん Xアカウント@A96164616
ディスカッサント:松村康人(京都府立大学大学院 福祉社会学専攻)、田村久留美(京都市立芸術大学大学院 彫刻専攻)

Aさんにご自身の体験や文化活動についてお話頂いたあと、ディスカッサントの大学院生による質問とコメント、その後全体でディスカッションをします。終了後に会場で簡単な懇親会をします。持ち寄り式でやるので、軽食とかお菓子とかの差し入れ歓迎です。


開催記録

当日はまずAさんにご自身のこれまでの経験や路上での活動、カフェでの絵の展示などの文化・芸術的な活動についてお話頂きました。ディスカッサントの松村さんからは生活保護等の担当を含むご自身の自治体での勤務経験から生活保護を取り巻く現状について解説いただきました。また京都市立芸大の田村さんからはご自身の路上での表現活動の紹介があり、路上という場の魅力も話題に上がりました。両大学の学生の他に学外からの参加者も多く初対面の参加者が多かったのですが、Aさんの朗らかな人柄もあって、終始和やかで楽しい雰囲気の中、議論と交流が行われました。