過去の研究会の記録です。

研究会HP

第二回研究会 2025.9.30

キックオフだった前回研究会は関心を持ってくださった多くの方による弾丸自己紹介トークになりました。今回は京都市立芸術大学・日本伝統音楽研究センターの藤田隆則さんに講演を頂きます。その後に参加者全員でゆっくり議論する時間を持ちます。前回話しきれなかった、研究会の今後の進め方やグランドルールなどについても議論したいと思います。前回と同様にオンライン(Google Meet)でも参加できるようにします。Meetのリンクはお申し込み頂いた方にメールでお知らせします。

日時:2025年9月30日(火) 16時〜(終了時間の目安は18時頃)
会場:京都市立芸術大学 講義室12(C棟5階畳スペース)

プログラム

講演:「伝統音楽の「ノリ」を説明する・可視化する・体験に導く」藤田隆則(日本伝統音楽研究センター 教授)
全体ディスカッション:今後の進め方、グランドルールについてなど

終了後レポート

講演の中で、実際の能の舞台の映像を見て、一緒にうたってみながら「ノリ」を体感する時間がありました。ノリが良すぎるとどんどんテンポが速くなってしまうこと、だから敢えて「ノらない」時があるというところが、(世論の動きであったり教育の現場であったり)色々なアナロジーを想起させて印象的でした。(磯部)

第一回研究会 2025.7.16

第一回目となるキックオフミーティングでは、本研究の趣旨に共感して下る方々とそれぞれの関心ごとについて共有し、今後の進め方について相談したいと思います。

日時:2025年7月16日(水) 13-17時
会場:京都市立芸術大学 講義室12(C棟5階畳スペース)

プログラム:
世話人より趣旨説明(10分)
自己紹介的プレゼンテーション(最大で1人当たり10分トーク+5分質疑、ほぼ弾丸プレゼンテーションになりそうです)

戸澤幸作(京都市立芸大、哲学)「哲学対話」PDF
磯部洋明(京都市立芸大、宇宙物理学)「世話人より(ハンセン病療養所における自然科学的営為)」PDF
前田夢子(京都大、文化人類学)「壁に絵を描く人びと:ダカールのグラフィティを事例に」PDF
土田亮(東京大、災害人類学)「「展示でフィールドワークする」とはいかなる思考とイメージ喚起をもたらすか?」PDF
服部円(京都市立芸大、編集+動物行動学)「ネコとヒトのあわい」PDF
安藤悠太(立命館大、環境科学)「押し付けない環境配慮と探究活動を探りたい」PDF
富田直秀(京都市立芸大、医学+工学)「わたくし学問」
玉井尚彦(京都市立芸大、言語学)「自己紹介:ことばから芸術へ—抽象のしくみから—」
佐藤那央(京都大、組織論・エスノメソドロジー)「Barのフィールドワーク」PDF
宮野公樹(京都大、学問論)「私論!研究と学問の違い」
桒島修一郎(京都大, 学際研究マネジメント)「学際性信奉の光と影」
森山徹(信州大学、比較心理学)「モノに心がある、と言わされて」PDF
西江仁徳(〈新・動物記〉シリーズ共編者)「動物研究者の見果てぬ夢」PDF
田中ゆり(京都市立芸大、宇宙芸術)「宇宙と人間の交わる美意識の体験」
井手和希(大阪大学、研究方法論・学術情報流通」「研究(者)とは?その/そこに向けられる価値(観)とは?」PDF

終了後レポート

キックオフミーティングはセミクローズドでこじんまりとやるつもりで、関心持って下さいそうな方に声をかけ、半分も来てくれたら御の字と思っていたら思いがけなく反響があり、話題提供だけでも10数名の方、またオンラインを含めて全部で20名強の方が参加してくださいました。それぞれやっていることを紹介するトークだけで4時間半があっと言う間に過ぎてしまいましたが、多分に抽象的で、業績になるような研究につながるかどうかもわからない研究会の趣旨に共感したり関心を持ったりしてくださる方がたくさんいたことを心強く感じました。今回は顔合わせと関心のすり合わせくらいで終わったので、次回はもう少しテーマを絞ってゆっくり議論する時間を取りたいと思います。(磯部)